身障手帳

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日ざしがきつく暑かった夏がウソのようによく雨がふってすっかり涼しくなった。近畿地方に向かって北上していた台風18号は愛知県に上陸し、阪神間は雨だけでほとんど影響がなかったようである。ただ関東のほうでは記録的な雨がふったようで、まだまだ河川の氾らんや土砂災害の警戒がつづいている。

ところで朝夕はずいぶんとしのぎやすくなったのだけど、ぎゃくに体調のあまりすぐれないことが際だつように感じる。朝が起きづらくて、ぐったりしたような感覚は高齢者特有のことなのだろう。それがずっと夏の暑さのせいにしていたのが、すっかり気候がよくなってきているのに、さらに疲労感がつのることでもあるようだ。

とはいえ毎年のことで弱りきったような体調もしだいに回復することであり、走ったり跳びはねたり、からだじたいが躍動してくるはずである。たぶん暑さ寒さなどの自然環境にあわせて人のからだも順応していくことであり、ただその反応にずれがあって徐々に変化することであって、時をまつことでもあるにちがいない。

先日は支所まで出向いて以前に申請していたもうひとりの人の身障手帳をもらってきた。今年のはじめに手術をしてかなりの月日をへてやっと手にしたことでもある。もちろん、手帳の発行を出ししぶってのことではなく、それなりに手続きに時間がかかることでもあり、なんとなくこころ待ちしていたこともたしかであった。

といっても身障手帳の等級にもよるのだろうけど、べつだん手帳があるからといってどうこういうこともない。市バスの乗車が無料になったり、タクシーや電車に乗ったりしたときにいくらか割引の特典があるくらいだろうか。ほんとに役立つとすれば身分証明の代わりになるだけ、いざ手にすると気恥ずかしい気持ちをかくせないようでもある。

もう一つこだわるとすれば手帳にはられている写真である。本人かどうか証明するものであるから、それがわかる写真であればいいはずなのに、それがどうしても気にいらないという。女優のプロマイドでもあるまいし、むしろ実物よりおとる写真でこそ本物が際だつといった論理がつうじるはずもない。

たしかに着ている服装も含めて、表情や光のぐあいであるとかで写真の出来ふできがあるのかもしれない。それにしてもどの写真も本人にちがいないのである。どうしても撮りなおしてほしいというので、面倒ながらもう一度撮してプリントしたのだった。ちがいといえば多少アップだった顔が小さくなっただけでOKになったのである。

それにしても疑問というかわかりづらいことがある。女性特有の心理もだし、身障手帳を取得するにはきびしい審査があってのことだとしても、高齢者となればいずれはほとんどが肢体不自由などになるからである。そうした人たちもまた、いわば身障者にちがいないのに除外され、まったく見放されていることだろうか。

できるならリカバリーをしてみたい

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